特に大事だと言われる設計の部分
設計条件を確かめよう
構造設計に取り掛かるうえで欠かせないのが、設計条件を設定することです。
この段階では、まず建物を作る理由を明確にします。
それから建物のサイズを把握します。
地理や環境の条件を加味しながら、法律で決められた基準を満たせるように設計条件を決めます。
またこのときは、施主と建築士が打ち合わせをするのが一般的です。
必要に応じて、クライアントや他のスタッフも集まります。
設計条件が決まったら、今度は構造計算をおこないます。
構造計算をすると、地震や台風など外部からの力に対する建物の動きを予測できます。
すると建物の安全性を確認でき、足りない部分があれば補強案を検討します。
こうして設計を最適化するという流れになります。
設計図を作成する
大まかな構造計算が終わったら、今度は建物のモデルを作成する段階に進みます。
このときは3Dモデリングソフトを使うのが主流です。
場合によっては建物のミニチュアを作り、視覚的にわかりやすくすることもあります。
この作業は、建物の構造を可視化することを目的にしています。
それから、荷重や応力が分散している部分をシミュレーションで把握します。
そして、設計が妥当であることを証明します。
この段階で問題がなければ、いよいよ建物の設計図を作成できます。
設計図には、構造計算で算出した材料のサイズや置く場所、接合部まで詳しく書き記しましょう。
設計図があるおかげで、実際の現場で的確に作業を進められます。
完成度の高い設計図が、良い建物づくりの土台になります。